そんな状況が続く中、ゼロ仲介をスタートして2年6ヶ月、鈴木ひとり体制についに終止符を打ちました。そうです。社員ができました(増えました)。それも一気に2人。ちなみに、2人とも超優秀です。僕より遙かに優秀です。 そんな2人へのインタビューはこちら。
で、ゼロ仲介(を運営している株式会社グラウンド)が3人体制になったことによる変化を書きます。
業務の完全分業制
まずはこれ。
ゼロ仲介を始めて約2年6ヶ月、これまで業務のすべてを鈴木ひとりで行ってきましたが、2018年9月より3人での完全分業制を採っています。
不動産仲介会社は、ひとりのお客様をひとりの営業マンが最初から最後まで対応する、というのが一般的です。ゼロ仲介は、業務の段階によって担当が変わります。会社全体でお客様を対応している、という感じです。各パートでの担当はそれぞれのプロ。ゼロ仲介は、各パートでそれぞれのプロが担当します。
社内のシステム化
これまでは鈴木ひとりでこなしていた社内業務が、3人での業務になりました。
ある程度適当でよかった社内のことも(ひとりでしたし)、3人になったことで、社内の連絡、お客様のデータをスムーズに連携していかないといけません。
そこで弊社では、いろんなツールを使って、社内のやりとり・データ共有をしています。
(IT業界ではあたりまえのツールで、特別すごいことをしてるわけではないです。)
具体的にはこんな感じ。
- 社内の連絡・書類データはチャットツールでやりとりする
- Googleドライブでファイル共有
- メールはGmailに統一(G Suiteを活用)
- Googleカレンダーでスケジュールの共有・把握
- FAXはeFaxへ変更(どこからでもFAXの送受信が可能)
たとえば、社員間の連絡は、基本すべてチャット。会社内でも電話で連絡することがほぼありません。Googleをフル活用(したい、もっと!)して、スケジュール・資料などを共有してます。ついでに、FAXもデータ化。不動産業界はまだまだFAXでのやりとりが主流なのですが、eFaxへ変更したので、どこからでもFAXの送受信が可能にしました。で、これによってどうなったかといいますと。
パソコンとスマホ(Wi-Fi)があれば、どこでも仕事ができるようになりました(しました)。
業務場所の自由化
できる限りツールを使って社内の連絡方法を整えたので、パソコンとスマホがあればどこでも仕事ができるようになりました。
なので…株式会社グラウンドの社員はどこで働いてもいいです。
会社はもちろん、家で作業してもいいし、スタバでパソコン開いて作業してもいい!
(もちろん、スケジュールの共有はしているので、どこで何をしているかはそれぞれ把握しています。)
実際今日も、
「明日早朝、伊勢に行くので朝9時まで連絡取れません(チャット見れません)。もしかしたら、そのまま伊勢で書類つくるかもです。」
と言われました。夜明けから伊勢でサーフィンするらしいです。まじか。なんて自由なやつなんだ。でも、ぜんぜんそれでいいです
業務時間の制限
株式会社グラウンドは、業務時間が決まっています。え、当たり前でしょ?ですって!いやいやいや!不動産業界は、長時間労働があたりまえ(もちろん業務時間が短い会社もあります)。
僕は、社員を雇用したときに考えました。
「限られた時間で会社として最大の結果を出したいな」
というわけで、株式会社グラウンドは業務時間に制限があります。具体的には、
- 1日の勤務時間
- 1週間の勤務時間
- 1ヶ月の勤務時間
のすべてに上限が決められています。もちろん法律で決められている就業時間内です。決められた勤務時間をオーバーしたらダメです。ちなみに、いつどれくらい働くか(業務するか)は各人の自己申告制。水曜日が定休日ですが、休日の設定も自由。
まとめ
ゼロ仲介というサービスは、僕が「こんなサービスやったらお願いしたいな」というものをカタチにした不動産仲介サービスです。なので、社員を雇ったときにも「こんな不動産仲介会社で働きたいな」をカタチにしました。
不動産仲介業は、もっとムダをそぎ落とせると思うし、もっと自由に働くことができるはず、と思って日々社内を整備するこの2ヶ月でした。新たに入社した2人は、宅地建物取引士の有資格者です(僕も有資格者なので、ゼロ仲介の3人はみんな宅地建物取引士です)。
仲介手数料0円の不動産仲介会社はダメな営業マンの集まり、とかネットでは書かれたりしていますが、仲介手数料0円でちゃんとしてる会社だったらおもしろいかな、とか思ってます。
「ゼロ仲介」をスタートして3年経った鈴木へのインタビューはこちら